2021.07.05

”部屋干し”はおうちのどこで?

Share
LINE

秋田は降雪や雨を考えると1年の半分は洗濯物を外で干すことができません。どうしても”室内干し”をする必要があります。今日は、洗濯物をどこで干したら良いかということについて触れていきます。

住まいのトラブル解決LINE

1.部屋干しのメリット

 降雪地帯の秋田では年の半分がほぼ強制的に部屋干しになります。ずっとこの地域で暮らしてきた方は当たり前ですが、この常識を知らない移住される方には驚かれることもあります。

 さて、部屋干しのメリットはまず、雪や雨に濡れないことですね。また取り込み時間などや外出している時間などを考える必要もないので気持ちも楽になります。そして、洗濯物への付着物がないことも嬉しいです。当社の炭の家は花粉もフィルターで吸着してくれますが、洗濯物について花粉をお家にいれると本末転倒です。黄砂や花粉や排気ガスで汚れないということからもわかりますが、部屋干しが一番”清潔”な状態です。その他にも防犯対策になることや、日光による衣類の色あせも少なくなることも挙げられます。

2.部屋干しのデメリット

部屋干しのデメリットです。
洗濯物の水分が広がり、温度が低い北側の居室や空気がこもりやすい押し入れの中などで結露、それがカビの原因になることもあります。室内干しをしている部屋以外も湿気による結露やカビに気を付ける必要があります。他には日光にも僅かながら存在する殺菌効果を得られなくなったり、お家の中に生乾き臭がしてしまうことがあります。換気や日当たり、部屋干し場所の確保が必須となります。また、節約に気を使っていらっしゃる方は除湿機の使用にも電気代がかかることもお忘れずに。

逆に湿度が低い時などはわざと洗濯物の水分で湿度を上げる、という生活の知恵みたいな技もあります。このあたりは日々くらいしていて気づく部分でもありますので、毎日お家の状態を見ながら部屋干しをうまくしたいものです。

3.部屋干しにオススメの場所

湿気の問題だけでなく、来客時の見栄えなどからリビングに干したくないという方が多いのではないでしょうか。その他にも料理の匂い移りを気にしたりと、普段生活をする場に洗濯物を干すというのは何かと不便がつきまといます。

そこで、部屋干しで最もオススメなのが換気設備がついている「洗面所」や「浴室」です。

リビングのように見た目を気にする必要もなく、突っ張り棒などを設置しやすく、除湿機を最大限活用できます。このあたりは狭いスペースであることが逆にメリットになります。また、洗濯機があるスペースでそのまま干せたり、お風呂場が洗濯機の隣だというお家は多いのではないでしょうか?家事を楽にする導線が考えられたお家が増えてきていますが、洗濯物をわざわざ運ぶ必要がないというのはかなりのメリットです。そして浴室乾燥機が使えるならさらに乾きやすくなります!ぜひご活用を!

逆に以外と多いのですが、カーテンレールにハンガーをかけるのはやめましょう。カーテンレールやカーテンは汚れていたりカビが付着していることが多いです。何よりカーテンレールが曲がってしまう可能性があります。

住まいのトラブル解決LINE
INFORMATION

秋田の住まいのご相談は“むつみワールド”へ

住所:
秋田県秋田市八橋本町3-18-33
電話番号:
018-863-5050